月例経済報告(H24.10.12)

景気の基調判断

<現状> 景気は、引き続き底堅さはみられるが、世界景気の減速等を背景として、このところ弱めの動きとなっている。

 

(先行き)

 先行きについては、当面は弱めの動きも続くと見込まれる。その後は、復興需要が引き続き発現するなかで、海外経済の状況が改善するにつれ、再び景気回復へ向かうことが期待されるが、欧州や中国等、対外経済、環境を巡る不確実性は高い。

 

(リスク要因)

 世界景気のさらなる下振れや金融資本市場の変動等が、我が国の景気を下押しするリスク

 

 収益や所得の動向

 

 デフレの影響

 

企業部門の動向

○業況判断は、製造業を中心に慎重さがみられる。

○平成24年度経常利益は、大企業製造業を中心に下方修正されている。

投資の動向

○設備投資は、一部に弱い動きもみられるものの、緩やかに持ち直している。

 

○住宅投資は、このところ横ばいである。 ・2012年8月の住宅着工総戸数は、前々年比で、全国+7.8%、被災3県+25.2%。

 

○公共投資は、堅調に推移している。 ・2012年4-9月期の公共工事請負金額は、全国合計前年比+14.4%。

消費・雇用の動向

○個人消費は、おおむね横ばいとなっているが、足下で弱い動きがみられる。

 

○新車販売は、大幅に減少している。前月比で、8月▲8.8%、9月▲11.2%。

 

○有効求人倍率は、上昇している。

 

○完全失業率は、低下している。 ・7月4.3%、8月4.2%。

 

○製造業では雇用の過剰感にやや高まりがみられる。

輸出・生産の動向

○輸出は、弱含みである。

 ・対前月比で、6月▲4.1%、7月▲4.8%、8月+2.6%。

 

○生産は、減少している。

 ・対前月比で、8月▲1.3%。予測調査で、9月▲2.9%、10月▲0.0%。

物価の動向

○国内企業物価は、このところ下落テンポが鈍化している。

 ・8月は、対前月比+0.2%、対前年比▲1.9%。

 

○原油・穀物相場は、足下で下落している。

 

○消費者物価は、このところわずかながら下落している。

 ・8月におけるコア(生鮮食品を除く総合)は、対前月比0.0%、対前年比▲0.4%。

 ・コアコア(生鮮食品、石油製品その他特殊要因を除く総合)は、対前月比▲0.1%、対前年比▲0.6%。

 

○物価上昇を予想する消費者の割合は、おおむね横ばいである。

アメリカ経済の動向

○景気は、弱めの回復テンポになっている。

 ・消費は、緩やかに持ち直している。

 ・雇用者数は、緩やかに増加している。失業率は、このところ低下している。

 ・住宅着工件数は持ち直しに向けた動きがあり、住宅価格は持ち直しの動きがみられる。

アジア経済の動向

○中国は、景気の拡大テンポがやや鈍化している。

 ・中国の生産は、伸びがおおむね横ばいである。

 ・在庫調整が進行中で、鉄鋼等は調整圧力が増大している。

 

○インドは、景気の拡大テンポが弱まっている。

 

○その他アジアは、景気が足踏み状態にあり、生産は弱い動きとなっている。

ヨーロッパ経済の動向

○景気は、このところ弱含みである。

 ・ユーロ圏の生産は、弱い動きとなっている。

 ・ユーロ圏の輸出は、このところ足踏み状態にある。

 ・ユーロ圏の失業率は、上昇している。

ギリシャ6月24.4%、ポルトガル8月15.9%、アイルランド8月15.0%、イタリア8月10.7%、スペイン8月25.1%、フランス8月10.6%、英国7月8.1%、ドイツ8月5.5%。

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