2024年 新年にあたって

 あけましておめでとうございます。

 皆様には、輝かしい新年をお健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。

 

 令和62024)年の干支は、甲辰(きのえ・たつ)です。

 「甲(きのえ)」は、十干の一番初めにあたり、生命や物事の始まりを意味し、「辰(たつ)」は、いろんな妨害と闘いながら前進していく

という意味をもっているといわれております。

 昨年5月から、新型コロナウイルス感染症がインフルエンザと同じ五類感染症となり、コロナ禍からアフターコロナへと変遷する中で、

平穏な日常を取り戻すため、皆様と共に一丸となって取り組んできた成果が顕れつつあります。

 一方で、一昨年のロシアのウクライナ侵攻以降、昨年もイスラエルとイスラム組織ハマスの中東での紛争の勃発等、国際社会は戦後

最大の試練の時を迎え、政治経済や軍事にわたる各国の競争が顕在化し、世界は歴史の分岐点を迎えています。

 こうした中、戦後一貫して平和国家としての歩みを進めてきたわが国として、まず優先されるべきは、外交努力であることは言うまでも

ありません。国際情勢の変化、それに伴う物資の価格上昇等、国内外のさまざまな課題から国民の皆様の不安を払拭しなければなり

ません。

 政府与党では今、物価高への対応をはじめ、コストカット型経済の克服、人口減少少子化対策、利用者起点に立ったデジタル化や

防衛力強化等、国民が直面する課題に不撓不屈の覚悟をもって立ち向かい、「明日は今日よりきっと良くなる」と信じられる時代の実現

のために果敢に取り組んでおります。

 「甲辰(きのえ・たつ)」の今年は、我が国が更なる成長を遂げるため、様々な課題や困難に打ち克ち、躍進していくための大切な一年

になるといえるのではないでしょうか。

  

 旧年中は大変お世話になりました。

 昨年427日、院議をもって永年在職25年の表彰を拝受いたしました。これもひとえに皆様のご支援の賜物と、心より感謝申し上げ

ます。1226日には皇居にて天皇皇后両陛下の拝謁を賜りました。永年在職表彰議員を代表して、両陛下にご挨拶申し上げました。

 月日の経つのは早いもので、参議院議員として6年、衆議院議員として今年で20年目となる中、農林水産大臣、衆議院農林水産

委員長、自民党国会対策委員長、同選挙対策委員長等を務めさせていただき、昨年913日の自民党役員人事で総務会長を拝命

いたしました。

 総務会は、自民党の常設の最高意思決定機関で、党運営や国会活動の重要事項を審議決定し、全会一致を原則としております。

国内外に山積する諸課題解決のため、これまでの自民党の伝統を守りつつ、闊達な議論を深めるとともに真摯な審議に務め、これ

までの経験を活かし、精魂込めて取り組んでまいります。

まもなく、第213回通常国会が召集されます。地方創生や国土強靭化等、国政の諸課題に果敢に立ち向かってまいります。

引き続き、ご指導くださいますようお願い申し上げます。

 

 鹿児島県の令和4年の農業産出額は、前年同様全国2位、対前年増減率2.3%の増加となりました。

 和牛のみならず、お茶、養殖ブリ など、国際的にも評価の高い産品は多く、令和4年度の鹿児島県産の農林水産物の輸出額は、

令和3年度の実績を超え、過去最高の327億円となりました。私の故郷であり、選挙区の大隅・霧島・熊毛も大きく貢献しており、日本

の食糧供給基地としての役割を担える地域であると自負しております。黒毛和牛をはじめ豚、ブロイラー、さつまいも等は、日本有数

の産地であり、各市町村の農業生産額も伸びてきております。

 一方、人口減少で産業構造が弱体化してきている中で、昨今のコロナ禍や国際情勢の緊迫化といった新たなリスクの発生により、

食料安全保障上の懸念と関心は高まりつつあります。生産資材価格や燃料価格の高騰の影響は農業者の経営や農業基盤の維持

大きく影を落としており、農地や資材・人材の確保・流通、消費の合理化等、国政の多岐にわたって、リスクを再整理し、食料や

生産資材の輸入依存脱却など、日本の農政の大転換を計っていかなければなりません。

 政府与党では、農政の基本理念や政策の方向性の指針となる「食料・農業・農村基本法」を見直し、来たる通常国会で25年ぶり

の法改正をめざし、分科会ごとの案の取りまとめに入っております。私も検証プロジェクトチームの座長として、議論を進めており

ますが、食糧の安全保障をはじめ、今後の日本農業の針路を定める大切な基本法となります。食料安全保障の根本は人と農地

です。農地と農家の方々の確保が喫緊の課題であり、特に、農地総量の確保は食料・農業・農村基本法見直しの一丁目一番地

であると考えております。

 日本の食糧の自給率の向上と農家の皆様が安心して経営できる農業政策をめざし、最善を尽くして参ります。

 同時に、交通網の整備、農業環境の整備等を図りつつ、地域を大きく発展させることも肝要です。先月3日に、国道220号牛根境

防災事が着工の運びとなり、令和6年度中の、都城志布志道路の完成に向けて努力しているところであります。

 

 今後とも、「大隅・霧島・熊毛の元気が日本の未来をひらく!」を政治信条に、ふるさと・鹿児島と国家の進展のために、今年も

精魂込めて努力して参ります。

 

 本年も引き続き、皆様のご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。

 

令和6年元旦   

 

   森山 ひろし